ムジクロに投稿されている体験談を私、プレミアム山田が勝手にAIでイラストにするシリーズ。
記念すべき29回目。
今回はこちらの体験談を勝手に引用して作成しますので、ぜひ一度読んでみてください👇👇
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前置き
AIイラストにおいて出来を左右する要素に「学習量の多寡」がある。雑に区分けしてしまえば人気や注目度の高いキーワードは学習量も多いし、逆にマニアックであったり主流でないキーワードは自ずと学習量が低いと推測出来るハズ。
またそこに加えて「言語の障壁」や「言語地域での独自文化」によって学習量の低下があるのではないかと類推するのは自然な流れかと思われる。要するに「日本独特の文化」は学習量が高かろうハズなくね?というお話で。
そこで目に留まったのが「銭湯」。英語圏に公衆浴場がないわけではないとしても当然「神田川的世界観の銭湯」とはまた似て非なる物ではあるハズ。であればAIイラストとして可不可を実験してやろうと思うのはいたって真っ当な知的好奇心だと断言して問題なかろう。
番台に憧れるなンて小中学生男子並みの下心なンぞ持ち合わせておりませンし。
さて今回もAI君と共にエロイラストを作って参りましょう。
1枚目:銭湯
sento
うむ。遺憾である。海外の公衆浴場が水着着用であると考えても水辺で且つ水着だととても「銭湯」だとは言えンのよ。そもそも屋外で海辺でとか「銭湯を水に関係する物」と理解しているとはとても思えない。そして水着や海辺になる率が他のプロンプトと大きな違いがないし。何なら「Sandal」とか入れ込んだ方が余程「海&水着」率高いし(7割くらい海&水着になる)。
・Sandal
いや待てしかし、sentoとSandalでだいぶ絵柄の方向性が違うのは何故だ?。というかsentoでのリボン率が異常に高い事にかなり違和感がある。よく見てみれば「瞳が金色」だし「ポニーテール」だしちょいちょい「ライン」が入っていたり、観察すればするほどに「イラストに共通点」がありはしないかコレ?。「人物の再現性」が激苦手なAI君の所業とはとても思えないくらいに人物が似通っとる。これはまさか…。
sentoで画像検索すれば翻訳も相俟って「銭湯」の写真がほぼ大半を占める。が、検索を進めていくと「千○千尋」が出ては来る。といってもその「神隠し」は予測変換の段階で最上位だったしジ○リだしで英字やローマ字が検索が上がって来ても何ら不思議はない。とは言えその「千○」はポニテ?だとしてもリボンでも金の瞳でもなかろうよ?。見た事ないからよう知らンケド。
・Chihiro Ogino(Spirited Away), sen to chihiro no kamikakushi,
…真面目に再現しようとしても↑なンだから、前提としてキャラクターとして学習数が低いのは明白よ。キャラが安定していないし何かと融合してそうな気もするし。まぁそもそもこのキャラでエロ事企むような輩は(対象年齢的に)だいぶヤバいから少ない事自体は世の為人の為かも知らンケド。
で、じゃぁsentoって何だよとさらに検索を追ったら発見してしまったよ原因を。アニメ全然知らンケド見た事はある程度には有名であろう「千斗○すず」。ポニテにラインの入ったリボン、金の瞳、最早疑いようがない。
・sento isuzu
作品名無しで名前だけなのに再現性高過ぎ。これが(おそらく)多量に学習が進んだ版権キャラクターの再現度か…。Pixivでイラスト検索しても「荻野○尋859(182)に対して千斗○すず2,957(1,427)」だし、そもそものイラスト化量もダンチだし。
が、再現性が高いという事はつまり不都合しかないって事だよなぁ…。つまり「銭湯」を表現するのに「sento」は不向きって事。話がヨレまくった結果で得たモノが副産物だけ、完全に振り出しに戻らざるを得ンとはなかなかクるモノがあるね…。
Public Bath house
Public Bath (Public Bath house)が銭湯の訳として書かれていたとはいえ、AI君的に銭湯と認識しているようには思えないこの残念感…。いやAI君からすれば「Public Bathは銭湯じゃない」という反論があって然るべきだとは思うケド、といってプールは明らかにPublic Bathじゃないですよね?。
必要十分条件って難しいね。
まぁそンな無為は置いておいて、一旦銭湯のイラストを仕上げてしまいましょう。まず温泉感を消す為に屋外→屋内へ変えて、水着やらバスタオルをひん剥いて裸にしないと銭湯として認めようがないわけで。
変わり映えしていないケドまぁ良し。そして銭湯といえばの壁画がないケドそれも良し。良しにしとかないと話が進まないし…。
2枚目:脱衣所
dressing room
着替え中感もあるし、何なら覗き感もあるし、雰囲気だけで言うなら全然アリだな。惜しむらくは明らかに銭湯ではないし、脱衣所というより更衣室だし、更衣室というより着替え中だし。こう考えると脱衣所ってもしかして難易度高い?。
changing room
同訳で出てきたとはいえ「change」だけにそのまま更衣室、だよなぁ。単語的にも明らかに「脱衣」ではないし、あくまで過程として脱ぐ以上の意味はなさそう。まぁイラストのように水着に着替えるなら脱衣が含まれると思えば意味が外れているわけでもないか。
fitting room
これも試着室の域を出ないな。というか試着室であるべきだし、fitting roomが脱衣所の訳に上がる方がおかしいハズ。試着の過程に衣服を脱ぐという行為行動が含まれる事を以外に共通点はないように思えるケド、類推や可能性の考慮って意味ならアリはアリなのか?。といって試着室で脱衣≒丸裸になる場合はまずないと思うが…。
Undressing room
辞書上には出て来ないしほぼ意訳の域ではあっても状況説明的には「Undressing room」が一番しっくりは来ている。雰囲気を可能な限り維持して「銭湯の脱衣所」的な要素を足していけば完成か?
locker
ロッカーがあるだけでだいぶ雰囲気が違うな。スチールロッカーだとまだ更衣室感があるとしても、そういった銭湯も少なからずあるだろうし。っで妥協したくもあるけど、他の要素を詰め込んだらどうなるかにも興味がある。
銭湯の脱衣所要素って何だ?。脱衣カゴ、ベンチ、鏡、体重計、時計、バスタオル、観葉植物とかまぁ諸々あるか。小物が増えてそれっぽさが増せば良し、増さなければ他で調整しよう…。
笑顔になる理由が不明とはいえ全然アリ寄りの出来になったのは僥倖よなぁ。今回は引用元を全く盛り込んでいないにしても、引用元的には番台から覗き込まれている状況ではあるからちょっと盗撮感というか覗き感はむしろ正解だし。
さらに僥倖なのは「小物を細かく入れ込むと質感が上がる」って結果が得られた事よな。実験的に高品質系のプロンプトも抜いていてこのクオリティなら、今までの苦労はなンだったのかと思わなくもないケド…。下手したらイラスト作成の分岐点を迎えたかもしれン。
3枚目:覗き
「浴槽の縁を跨ごうとする私の股間を覗き込んだのです。
ご亭主には、濡れた乳房と乳首、お湯が滴るヘアとその隙間から顔を覗かせている縦筋が目と鼻の先にあったばかりか、股間を覗き込んだときラビアと膣も見えたことでしょう。」
股間
いやいや待て待て。そりゃそれっぽいワードが跋扈した文はチョイスしたけれども一気に俗っぽくなったなぁおい。しかも「それっぽいワード」なだけでセ○クスしてるなンて書いてないのに浴槽でいそいそ励みますかと。AI君の趣味(学習量)のもたらした結果でイラストAIはエロで満ちているって事が透けて見えてくるね。人の事言えンが。
しかして今回はそいった直接的なエロの出番は想定していないから、プロンプトを整理して本筋に戻すとしますかね。
覗かれ
↓AI一覧連動_プロンプト等あり
AI君の新機能「バイブストランスファー」で雰囲気調整はかなり良い感じに自由度が増したな。加えて「インペイント」もかなり強力に作用しているし、ポージングさえ固まればクオリティに悩む率が大分減りそうで助かる。
逆を言えばプロンプト以外の要素でイラストを調整するって事だからAIイラストサイトで散見されるプロンプト記入がほぼ意味を無くすって事でもある。例えば↑のプロンプトでバイブストランスファー(以降BTと略)なしだと↓
まるで別物。ポーズすらままならない。まぁポーズを抽出するなら「i2i」が既にあるケド。
ポーズを固定で画風だけ変えるならAIイラストではあっても何を参照したかはほぼ想定不可能な画風変更が可能になる。
↑同じ元絵で雰囲気だけ変えるンだからクオリティの捗り度は段違いよなぁ。
そして元絵無しでBTだけ使うと同じプロンプトでも出来上がりが全然別物になる。
BTの元は転載しないケド、「フリー素材で超有名な河○友歌さん」「富○三十六景」「ゴ○ホの星月夜」。言われれば何となく察しはつくかも知らンケド、ノーヒントじゃほぼ元を探る事は出来ないと思われる。AIのやり口が巧妙化してるよホント…。
まとめ的ななにか
BTの何が凄いか、もしくは何が恐ろしいかをざっくり書き記しておくと、要は参照画像の画風を流用出来るって事。それはすなわち学習無しで「画風のパ○リ」が比較的容易に可能になるって事。そりゃ勿論参照元と作成物の親和性が高い方が有利だし、前述の千○千尋みたいな大元の学習量が低かったり絵柄が特殊だったりすれば不利だしという状況ではあるケド。それでも研究が進めばそンな杞憂は簡単に吹き飛ぶだろうし、そもそもBTではなく普通に学習だったりLoraだったりはもはやそれを飛び越えているわけで。
時代の流れが速すぎるな…。
それでは今回も「引用記事著者様」「神ツールとその製作者様」「読者諸賢」へ感謝しつつ、この辺で締めにいたしましょう!
ご拝読ありがとうございました。