私の名前は美咲です。
大手代理店に就職して5年、デジタルアカウント営業部という過酷な部署に配属されてまもなく4年が過ぎようとしている。
インターネット広告なんて、皆さん、見ますか?
それでも容赦なくかけられるノルマと、未達成に対するパワハラ上司の叱責が続く毎日で、平均睡眠時間4時間、休日出勤当たり前の私は、大学時代に別れた人以来、彼氏もできずにもう27歳になった。
セックスが嫌いなわけじゃないから、オナニーもするし、ワンナイトにも抵抗はないけど、私はよく女性専用風俗を利用する。
場所は断然、シティホテル。
ラブホはなんか不潔だし、そもそもみじめに思えちゃうし、自宅のマンションに男を入れるとかありえない。
そんなこんなで、今日もセラピストの「大地クン」が、ホテルの部屋に来てくれた。
私が大地クンのリピーターになったのは、少し中性的な可愛い風貌と、少年みたいな無垢な物腰が好みだったっていうのもあるけれど、堅苦しいあいさつや、オプションの確認とか、面倒な手続きは仕事だけにして、っていうのが大きかったかも。
そしてなにより、大地クンは私の性感帯を知り尽くしている。
「こんばんは美咲さん。いつもありがとうございます!きょうも頑張ります!」
「体育会かよ」って若い彼を微笑ましく見ている自分はオバサンなんだなって溜息をついた。
先にシャワーを浴びて、バスローブに身を包んでソファでタバコを吸っていると、上半身裸のブリーフ姿の大地クンがバスルームから出てきた。
180センチ前後だという彼の身体は、スリムなのに胸や上腕のあたりは筋骨隆々でそれを見た時点で私はもう、これから先、彼にされるエッチな施術を想像して胸がドキドキする。
「美咲さん、タバコ、似合ってますね。クールなお姉さんって感じです」
大地クンは私の身体をひょいとお姫様抱っこで持ち上げ、ベッドにうつ伏せに寝かせた。
「では、始めますね」
ほの暗く調光された部屋のダブルベッドの上で、大地クンは大きな温かい手で、ひとしきり、バスローブの上から濃厚なマッサージを始めた。
背中、腰、お尻や太ももの裏、ふくらはぎ、足の裏、身体の裏側という裏側全部の筋肉が揉みほぐされると、身体がとろけそうになった。
「美咲さん、お疲れみたいですから、眠っちゃわないようにドンドンいきますね」
大地クンが私の視界から消えたと思った瞬間、私の足の指にフニャっとした温かい感触が伝わった。
彼の唇と舌が、脚のつま先から内ももと伝って腰から脇腹、首筋まで、バスローブの内側を這い回ると、私、少しずつ、感じ始めた。
彼がこんなにも全身にキスをするのは初めてだったから、私、かなりドキドキした。
「下着、取っちゃいますね」
たぶん、もう既に顔を赤らめていた私がうなずくと、
大地クンのセンシティブな指がパンティとブラを優しく丁寧に脱がせ、ローブの下を丸裸にすると、私の背中の真ん中に無香料のローションが塗られた。
「美咲さん、それにしてもお尻、綺麗ですよね。四つん這いになってください」
元々、Mの私は、彼の言いなりになると、大地クンの指が、ローブ越しにアナルにピタっと触れ、そこから会陰を押したあと、オマンコの割れ目の始まりの辺りを這った。
私、クリの辺りがムズムズし始めて、自分でしたい衝動にかられたケド、それは余りにも恥ずかしいので我慢した。
もう、アソコは十分に濡れていたと思う。
「美咲さん、これ、初めてですよね。オプションだけど、指名のお礼にやっちゃいますね。」
大地クンは私のバスローブを剥くと、いつの間にか硬く勃った彼のペニスが四つん這いに突き出した裸のお尻の割れ目に沿うように縦向きに当たって、オマンコのお尻側の辺りやアナルを何度もこすった。
「ああ…ああん…」
「美咲さん、声出しましょう。盛り上がりますよ!」
ついに喘いでしまった私のクリに肉棒の先端が当たり、
なんだかその周辺を前に、後ろに、横になったり縦になったりして暴れまわると私、我慢できずに大きな声で啼き始めた。
ほどよい硬さの肉の棒が、「ヌチャヌチャ…ヌプッ」と、イヤラシイ音を立てながら、私の体液を潤滑油にして敏感に膨れ上がったクリをこれでもか、と蹂躙しながら割れ目を往復する。
「あああん…あああ…大地クン気持ちイイ…」
「美咲さん、綺麗ですよ」
「くっ!」
と小さな声で呻いて、私、行ってしまった。
「これ、素股っていうんです。気持ちよかったですか?」
私は快感の潮が少しずつ引いていくのを感じながら、うつ伏せにベッドに身を投げ出したままうなずいた。
「さあ。おまけのサービスは終わりです。じゃあ、クンニいきます」
「え…私、今、イッたよ?」
「何言ってるんですか。まだ60分しか経ってませんよ。後半戦です!」
大地クン、今度は私を仰向けに寝かせて、少しだけ荒っぽく手マンを始めた。
私のあそこ、驚くほどスルっと彼の指を飲み込んで、私は背中を弓なりに反らせて、彼の大きな手をギュって握った。