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すっかりエッチになってしまった私の身体を作り上げたのは、若いころにお付き合いしていた年上の男性でした。
おそらく不倫関係だったと思います。
というのも、お互いに個人的なことは何も詮索しないままにお付き合いをしていたので、今でも本当の名前やお仕事は知らないままです。
時々お会いして、美味しいものをご馳走になって、プレゼントを買ってくれて、最後にはトロトロに溶けるまで甘やかしてくれる。
それまでもセックスの経験はありましたが、年上のセックスとはこんなに違うものなのか!と快感が一気に開花したかのようでした。
実はその頃、同世代の本命の彼ともお付き合いをしていました。
もちろん、年上の彼もその事は知っています。
本命とのデートの後は、必ず年上の彼に報告をせねばならず、どんな風に抱かれたのかを細かに説明させられます。
恥ずかしくてたまらないはずなのに、その行為が疼きを生み出すようになってしまうまでに、そんなに時間はかかりませんでした。
「君はいやらしい女の子だね」と言われる度に、ますますエッチになってしまうのです。
忘れられない夜の事をお話します。
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本命の彼とのデートが終わり、帰路についていた時の事です。
「今日のデートはどうだった?」とメールが入りました。
まだ電車移動の途中で家に着いていない、着いてから連絡をしますと返信をしたのですが…。
「今日は直接、君の口から聞かせて欲しい。今から会おう」
近くまで迎えに来てくれた彼に肩を抱かれたのは、本命の彼と別れてからたったの1時間後です。
「今日もちゃんと抱かれてきたの?」
耳元でそうささやく彼に、私は頷くしかありませんでした。
お話の後は彼ともセックスするんだろうなぁ、と考えてドキドキしていた私でしたが、彼からのさらなるお願いに足が止まってしまいました。
「ホテルへ行く前に下着を脱いでおいで」
今思い出しても、ジュンと濡れちゃいそうです。
「どうしてそんな意地悪なこと言うの?やだ…」
「大丈夫だよ、スカートも長いし誰からも見えない」
ロング丈のワンピースなので、確かに見られてしまう心配はないでしょう。
「知っているのは君と僕だけだよ。さあ、これに包んできなさい」
彼の紳士物のハンカチを渡され、背中を押されるままトイレへ行くしかありません。
個室へ入り、恐る恐る下着を下ろしたのですが…。
「やだ…濡れちゃってる…」
ほんの数時間前には男性を咥えこんでいた私の身体は、まだ熱を持って火照ったまま。
彼の意地悪な要求すら刺激になってしまったのか、再び潤んできてしまっていたのです。
濡れて張り付いた下着を剥ぎ取り、そろそろと足から引き抜いて、彼のハンカチに丁寧に包みます。
スカートの中でむき出しになったクリトリスは、歩く振動だけで熱く脈打ってしまっていました。
誰からも見られている訳じゃないのに、見られているような気になってとても恥ずかしいんです。
恥ずかしいのに、溢れるくらいに濡れてしまう私。
いつも通り紳士的な笑顔で待ってくれている彼の元へ戻り、差し出された手にハンカチを渡しました。
「いい子だね。いつもよりも…色っぽくていい顔をしているね」
「お願い、そんな意地悪言わないで」
「どうして?濡れちゃうから?」
そうなんです!
内ももにまで蜜が溢れているのを感じます。
手をつないで歩きだした彼は、少し寄り道をしようとビルの中へ入りました。
空中回廊からの夜景がとてもきれいなビルです。
大きな吹き抜けに張り巡らされたエスカレーターで昇るのですが…。
「やだ!見えちゃう…」
「誰も覗き込んだりしないよ、心配ない」
確かにわざわざ覗き込む人はいないと思います。
それでも、空中回廊に立つのは…刺激的でした。
「さあ、教えてもらうよ。今日は何回逝かされたの?」
「…2回、です」
「たったの2回じゃ、君には物足りないね。ちゃんと中イキできた?」
首を横に振る私。
「それは残念だね。どこで気持ち良くなれたのか教えて?」
「…クリ…」
「クリトリス、舐めてもらってかな?」
人のいる所でこんな会話、どうかしてる!
「2回とも、そうなの?」
「違うの…、2回目は中々いけなくて…」
「可哀そうに、こんなにイキやすい身体なのにね」
そう、本命彼のセックスでは、私の身体は満足しなくなってしまっていたのです。
「物足りなくて、私…、バックから突かれながら自分で…」
「自分で、どうしたの?ちゃんと教えて」
「自分でクリを…、クリを触って…」
背の高い彼が、私の耳元に口を寄せてきました。
「我慢できなくて、バックから突かれながらクリオナニーしたんだね?可哀そうに…」
握っていた手を口元へ持ち上げ、指へ唇を押し付けます。
「この指で、クリをいじめてあげたんだね」
その通りなので、黙って頷くしかありません。
「今、そのクリトリスはどうなってるか教えて?」
「クリ、まだ熱いままなの」
よしよし、と頭を撫でながら抱き寄せられます。
「ちゃんと言おう?教えたよね」
「…クリトリスが…勃起しています…」
よく言えたね、と額にキスをくれる彼。
その後はお互いに言葉少なにホテルへ向かい、なだれ込むように部屋へ入って愛し合いました。
窓際で腰を突き出してスカートを捲り上げられると、溢れた蜜は膝のあたりにまで垂れてしまっていたようです。
いつもは紳士的な彼が珍しく荒っぽい抱き方をしてきたので、私も遠慮なく求めて乱れました。
何度昇りつめたのかも思い出せません。
同日に違う相手に抱かれたのも初めてでしたが、どん欲な私の身体はそんな異常事態もすんなりと受け入れてしまったようです。
それ以来、ダブルヘッダーでのセックスが癖になってしまった私たちは、彼が転勤で海外へ行くまで関係をつづけました。
今となってはその転勤も怪しいものですが、私を女にしてくれた彼には感謝の気持ちしか持っていません。
最後の夜は、お互いに涙を流しながら愛し合いました。
思っていた以上に、情が深くなってしまっていたようです。
お別れの際に彼からプレゼントされたのは、いつも彼が身に着けていた腕時計と一枚のハンカチでした。
彼に育てられたこのエッチな身体を満足させてくれる男性には、なかなか出会う機会がなくて欲求も溜まりがちです。
そんな時にはこの2つのマジックアイテムを手元に、自らを慰めてやり過ごします。
そろそろ決まったパートナーとの人生を考えてもいいのかもしれませんが、もしそうなったとしても、この2つを手放すことは私にはできないでしょう