ムジ男
ムジ子
結婚してそろそろ５年です。子供はありません。
最近はセックスがありません。
私が求めても、「忙しい」とか「疲れた」と言って横を向いて寝てしまうのです。
なんだか寂しくなります。
思い出してみると本当にアクメをしたことがありません。
本当に「イク」と失神するそうですが、その経験がないのです。
経験してみたい、と思って女性風俗を体験することにしました。
女性風俗があることは知っていました。
でも、詳しくはしりません。
スマホで、真剣に調べてみました。
思っていた以上にたくさんあるんですね。
全然、知りませんでした。
支店がたくさんある、大手らしい会社にしました。
システムの説明を読んで、予約フォームで１５０００円の１２０分コースを選んで送信しました。
セラピストさんは〈シゲル〉にしました。
年齢は２２歳となっているので、１０歳ほど年下です。
しばらくして、お店から予約完了のメールが入りました。
そして、セラピストさんから、直接、メールが来ました。
ＪＲの駅の、待ち合わせの場所に行きました。
〈シゲル〉は、背の高いイケメンでした。
１８０ｃｍくらい身長がありました。
ニコニコしながら言いました。
「よろしくね。お姉さま、って呼んでいい？」
私は、ガチガチに緊張して頷きました。
〈シゲル〉は、やさしく手を握ってくれて、歩き出しました。
その動作が、実にスムースなのです。
〈シゲル〉が、「今日は、いい天気ですね」と話しかけてくれます。
文章にすると、「いい天気ですね」なんて、つまらないセリフですけど、彼が明るい声で話すと、実にエロいんです。
そしてラブホに入ったのです。
大昔にラブホを利用したことはあります。
でも、アラサーになって、夫以外の男性と一緒に入るのは初体験です。
心臓がドキドキしました。
ソファーに並んで座り、説明を受けました。
マッサージ・コースとエッチ・コースのどちらをメインにするか、ということです。
もちろん、エッチ・コースを中心にしてやってもらうことにしました。
〈シゲル〉が、私の手を握って、「準備しますので、お姉さまはお風呂に入ってください」と言いました。
いよいよです。
私は、脱衣所に行って、ブラウスとスカートを脱ぎました。
そして、ブラを外しました。
大きいオッパイが、プルンと揺れます。
このオッパイを揉まれるんだ…とドキドキしました。
最後にパンティを脱ぎました。
あそこが、少し、じっとりとしています。
ここに指が入るんだ……とドキドキしました。
シャワーを浴びていると、「失礼します」と〈シゲル〉が入ってきました。
ボディーソープを私の身体に塗ってくれました。
「壁に手をついてください」
〈シゲル〉は、私の背中を洗い、そのまま手を前にまわしました。
乳房を洗い、そのままお腹から、下腹へと手が動きます。
身体が密着しました。
私は、心の中で、「えっ、なに、これ」と叫びました。
オチンチンがお尻に当たっているのです。
その大きさが、すごく大きいのです。
このままバックから刺されたら…それでいい、と思いました。
泡を流してくれて、タオルで水気を拭ってくれて、ベッドへリードされました。
うつ伏せになって、先ずはマッサージからスタートです。
これが、ものすごく気持ちよかったんです。
仰向けになって、さらにマッサージが続きます。
そして、「ここから、エッチになります」と囁きました。
とうとう始まるのね！
右手で乳房を揉まれたまま、左手が下腹部へ移動しました。
お腹から太腿を撫でて、女の壺の中に人差し指と中指が入りました。
親指はクリトリスを撫でています。
私はグジョグジョになりました。
腰が、自然に動きます。
壺の中の指がグニュグニュと動いて、奥へ移動しました。
指が、しっかりとＧスポットに当たりました。
私は、電流に打たれました。
私は、ガクガクに痙攣しました。
イったのです。
生まれて初めて「イク」のを体験したのです。
本当にすごかった……。
帰り道、〈シゲル〉は駅までエスコートしてくれました。
彼は、私の両腕を撫でながら、「おねえさま、また会ってくれませんか」と言いました。
私は、「もちろんよ」と答えました。
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