九州の西の端にある私が住む街に、大型台風が近づいていました。
この地方では珍しいことではありませんでしたが、今回の台風は異例の勢力らしく、私が住む地区には避難指示が発令されました。
出社困難が予想された夫は会社に宿泊することになり、まだ乳飲み子の娘と二人、街中にある夫の実家のマンションに身をよせることになりました。
看護師の義母はその日夜勤でしたので、義父が出迎えてくれました。
建設業に携わっている義父は、細身の夫の父親とは思えないほどガタイがよく、明るく大らかな、良く言えばフランクな人柄でしたが、誤解を恐れずに言うと少し無神経なところが、陰キャな私は苦手でした。
夕方になって風雨が強まり、時折、建物を揺らすような突風を伴い始めた頃、娘がおっぱいを欲しがって泣き始めました。
リビングで義父と二人、特に会話もなくテレビで台風情報を見ていた私は、乳房を出して娘におっぱいを吸わせようと胸をはだけかけましたが、チラリと一瞥をくれた義父の視線に性的な色を感じ、義母の寝室に移動して娘に乳首を含ませました。
「イタっ!」
最近、生えてきた乳飲み子のまだ薄い下の歯が乳首を噛み、パンパンに張った乳房に鋭く走った痛みに一瞬、顔を歪めた私は、やがて睡魔に襲われました。
うとうととして、ふと、気が付くと、目の前に義父のゴツゴツした太い指が迫り、私のはだけた左側の乳房を弄ぶように揺らし、乳輪や乳首にくりくりと円を描くように這っています。
私は、不快な刺激に思わず悲鳴を上げそうになる唇を手で押さえました。
「小夜ちゃんは貧乳だと思ってたけど、子どもができるとおっぱい、大きくなるんだなあ」
好奇で見下ろすような無神経な言葉に、私は言葉を失い、義父の脂ぎった顔をキッとにらみました。
義父は無言で私の上半身を押し倒し、仰向けに寝かせるとタンクトップの胸を剥き、青く血管が浮き出す両方の乳房を丸出しにしました。
義父の人刺し指の先が、再び左右の乳輪をゆっくりと撫で、薬指が母乳パッドでかぶれて痛痒い下乳の外側の柔らかい肉にめり込むと、私は感じてしまいました。
「ああ…う…」
やがて、義父のベチャっと湿った舌が乳首をチロチロと舐め始めました。
「(お義父さん…ダメっ!やめてくださいっ!)」
さらに、義父の右手が下半身に延び、パンティの中に忍び込んで、濃い陰毛を巻き込みながら大陰唇に沿って何度も何度も上下に往復すると、私は強い嫌悪感に反してアソコが濡れていくのがわかりました。
義父の指先はさらに割れ目を開き、内側のビラビラをヌルヌルと長い時間弄んだ挙句、敏感な突起を包皮の上から指の腹で圧迫するように刺激し始めました。
私のアソコの周囲から次々と蜜が分泌され、溢れていくのがわかりました。
「(あぁ…あぁんん…ダメ…気持ちいい…)」
義父に聞かれまいと、私は左手で喉を押さえ、懸命に声なき声で喘ぎました。
すっかり濡れそぼったアソコに、義父の人差し指が侵入してきた気がしました。
それが折れ曲がり、恥骨の裏側のあたりの、ザラザラとしたイボのような感触を探り当てて押すと、私はオシッコが漏れてしまいそうな感覚に襲われ、「イヤ!イヤ!」と叫びました。
ひとしきり、周辺を蹂躙した指はさらに奥に割り進み、おそらく排卵日直前で子宮が下がってきていたせいか、普段、オナニーではなかなか届かない膣の行き止まりの周辺の上下左右に膨らんだ場所に僅かに触れ、私は激しく乱れました。
「(ああああああっ!ああん!ああん!)」
私は自ら乳房をつかみ、完全に勃起してしまった先端の突起を虐め、痛みと快感に腰をくねらせました。
義父の指が、クチュクチュといやらしい音を立てながら再びアソコの肉びらを往復し、膨張して包皮を破ったクリトリスに直接当たり始めると、そのたびに私の下半身がビクンビクンと波打ちました。
「(ああああっ!これ以上はダメ!そこは…そこはダメですっ!)」
限りなく、絶頂に近づいた私は「ゴオっ!」と吹く突風で10階の部屋が揺れるのを感じ、目を覚ましました。
仰向けに寝る私の身体のすぐ右の脇で、乳飲み子はスヤスヤと寝息を立て、私の右手は下腹部の茂みに、左手は乳房に添えられていました。
間断なく換気扇に吹き込む南東からの暴風の音が、義父の低い声のように唸っていました。
どうやら私は、ほんの数分の間に長い長い、淫らな夢を見ていたようです。