五体不満足でも、性欲を発散させられるって素晴らしい。
そう感じる出来事があって、今もお世話になってるの。
交通事故で腰から下が麻痺して上手く動かせない体になった。
「こればかりは、また歩けるようになるかどうかは…」
医者からの無情な宣告にも屈することなく、リバヒリを続けているけど…。
酷使しすぎると、かえって肉体に負担がかかってしまうのが辛くて。
三日に一度はマッサージにも通って、硬くなった筋肉を解してもらうの。
「茉莉奈ちゃん、酷使したね〜」
二十代後半になった私だけど、いつも通うマッサージ師は十年以上の付き合い。
事故する前はスポーツをやってて、マッサージやアイシングを教えてもらった間柄なの。
「いつか歩けるようになる、そう信じてるよ」
その何気ない言葉にいつもウルッと来ちゃうのね。
長年私の体のケアをやっていると、感じやすいポイントも既に知られちゃってる。
「んん…ん、、あ…はぁぁ、、」
老廃物を流すための鼠径部マッサージ、これが私の弱点。
下半身に力が入らないから、診療台の上で脚を広げられグリグリされる。
「筋…だいぶ硬いなぁ…」
至って真面目なのに、私だけが息をこもらせ体を火照らせるの。
ショーパンで生脚だから、内太ももから鼠径部にかけて指が伝って来る。
そして、陰唇付近まで忍ばせるから、ヒクッて腰が浮いちゃうの。
「んくぅ…はぁぁ…」
だけど、陰核や大陰唇には触れない焦らしマッサージだから、余計悶々してしまう。
「痛くないかい…?」
「はぁ、はぁ…はぁい…んん、」
いつも終える頃には、パンツもショーパンも愛液でグッチョリ。
だから必ず替えの下着は持参してるから問題ないんだけど…。
「オジサン…はぁ、はぁ…もう、、ダメぇ…」
「茉莉奈ちゃん…指、、挿れてみる?」
無意識に口走った自分が恥ずかしかったけど、高まる性欲に我慢ができない。
中に欲しかった、中を満たしてほしかった。
こんな体になって、性欲発散なんて難しいのかなって思ってた。
マッサージ師のオジサンは、そんな私の救世主なの。
「はぅぅ、、んんっ…はぁぁ、」
いつも私の体を解す指が、私の中を潜ってくる。
太くて、節が硬くて、指先をうねらせて。
「良く締まるね…若い証拠だよ」
「ひゃぅっ!んはぁっ!あはぁぁ…」
中の天井を指で圧迫する、もう淫らな声を出さずにいられない。
「よく濡れてる…これなら痛くないよ」
クチュッと伝わる音に比例して、感度の高まりが激しくなる。
「動かすよ、我慢はダメだよ」
指を抜き差しされ、その摩擦に中の快感の高まりが一層強くなった。
「はぅっ!うぅぅんっ!やんっ!」
出したことがない声を発して、体全体で快感を受け止めていた。
これが手マンか…ネットで調べてたヤツだ。
台に敷かれたシーツを握り締め、上半身を左右に振るしかできない。
これ以上手マンされたら、頭がおかしくなりそう。
それなのに、止めてほしくない、いっぱい手マンしてほしい。
そんな矛盾がずっと私の体を駆け巡っていた。
「ここだろ、気持ち良いの…イカせてあげなきゃ…」
オジサンの呟きはよく聞こえなかった。
しかし、私の中の快感をMAXにしようとするのは分かった。
「オジサァン!そこぉ、もっとぉ!クチュクチュしてぇ!」
抜き差しを速くするだけで、中がおかしくなる。
プルプル震えるように、手マンの刺激を受け止めていた。
「あぅぅ!あぅ!もう、やめ…おかしくなるぅ!」
トントントントン…一番感じる中の天井を連打され、もうダメだった…。
「あぁぁ!あはぁぁぁ!い、くぅぅぅ!」
ふわっと体が宙に浮く感覚になったも束の間、ビクビクビクッと全身に痙攣が走る。
こんな衝撃は初めてで、思わず泣いてしまったの。
「大丈夫かい?茉莉奈ちゃん…」
「平気…怖かったけど、、気持ち良かったぁ…」
いつものマッサージから、性感刺激になるなんて…。
だけど、信頼しているマッサージ師のオジサンだから、不安はなかった。
本当はイケナイんだけど、、これからもエッチなことを教えてほしい。
エッチな言葉には抵抗はあるけど、興味が無いわけじゃない。
こんな体でも、いつかは私だって、いっぱいセックスしたいもん!