【和彫り、入れ墨、タトゥーとAI】投稿体験談をAIを使ってイラストにしてみたvol.16

ムジクロに投稿されている体験談を私、プレミアム山田が勝手にAIでイラストにするシリーズ。

記念すべき16回目。

今回はこちらの体験談を勝手に引用して作成しますので、ぜひ一度読んでみてください👇👇

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無謀な前置き

チャレンジ精神と聞けばポジティブに聞こえもするが、成功率0％へ挑むのはむしろ自殺願望か？
見過ごせない単語があった。

入れ墨
過去幾度となく試してみたモノの一向に上手くいった試しがない、おそらくAI作画の中でもトップクラスに難易度が高い題材。
そして試行錯誤と研究が実を結べばギリギリ出来そうな題材。
やってやろうじゃないの、なンて息巻いても結果はおおよそ見えている感は否めないのが悲しいところ。

あ、全部が全部「入れ墨」描くわけじゃないのであしからず。

では例のごとくAI君と共にエロイラストを作って参りましょう。

1枚目：胸元

「行きつけのバーで急に声をかけられた。
パーティードレスのような胸元がばっくりと開いた服を着た、一見するといいとこのお嬢さんが、見た目からもそんなにダンディズムを感じさせるような男ではないこの俺に声をかけてきたんだ。」

雰囲気

いや最早完成なのよ。
というか、引用元は主観的でフランクな表現が肝だし軽妙な文体が味と感じるけれど反面客観的な状況描写が「読者の妄想力」を試してくる感じだし、引用文も引用文以外でもニュアンス以外での状況特定が難しいのよなぁ。
乱暴に置き換えてしまうと「バールのようなもの」と近しい雰囲気。
推測までは出来ても特定は出来ないというもどかしさ満載だから、重ねて乱暴に「妄想を入れ込む要素がある」とご都合的に解釈してみようか。
つまり「ドレスのような物を身に纏ったお嬢様風」であれば大筋に変わりはないハズ。

二次創作の気概になりますな。

ドレス(のような物)

一口にドレスと言っても千差万別、胸元開きとフィルタリングしてもそれはもう種々雑多。
いっそAI君に描き分けてもらおうかとも思ったケド、それはそれで無理難題という悲しい事実につきあたるのよね。
例えばAラインドレスなら
 

これはこれでまだギリギリAラインと言い張れるかもしれないケド、
「スレンダーラインドレスだろ？」言われても何も言い返せない部分がある。
まぁドレスの体を取っていられるうちはまだしも、マーメイドドレスだと最悪ヒレが生えるし。

プリンセスラインとかもそうだけど服の型じゃなく装飾や頭身で差別化を図ってくるし、やっぱり描き分けって一筋縄じゃいかンのよな。

いっそチャイナドレスとかならまだ許容内の描き分けだケド、胸開きには遠いしなぁ。

そして「胸元がばっくりと開いた」となると胸元の型にも種類があるし、組み合わせを考えると収拾がつかなくなるわな…。
いっそドレスのような～中略～服を優先してドレスじゃなくするか？
引用範囲外ではあるがタイトスカートの記述もあるし、そもそもバーにドレスで訪れるのも違和感あるし。

谷間

放っておけば何処までもデカくなる胸を逆に利用してみる。
谷間(cleavage)としなくても肩出しなりにすればガッツリ谷間になってくれるところが実にAI君。

2枚目：精子

「喉の一番深い場所で出してしまった精子を彼女はなんの戸惑いもなく飲み下した。
そして、まだまだ元気なミサイルと、きゅっと縮み上がったお稲荷さん、そして汚れが溜まっているであろう菊の門に指が1本入っている。」

菊

あーやっぱり隠喩とかスラングとかって反映されないのね。
菊の門がまンまそのまンまってシュール以外の何物でもない。
ついでに「お稲荷さん」も相俟ってか和風で鳥居なイラストになる。

菊の門(chrysanthemum gate)

お稲荷さん(inari)

AI君って何気に日本ナイズされてるのな、しかも若干間違った感じに。
といっても菊門≒Anus、お稲荷さん≒testicleとササっと判断されてもそれはそれで怖いし、解釈違いがあるくらいがお互いの幸せかもしれン。
何ならミサイル≒penisなんて1mmも出てこないし。
まぁミサイル≒penisは日本語で考えても前後の文脈が必要になるし、AI君に一発理解を求める方が無理難題ってもんだが。
まぁとはいってそンな問答をしていても始まらない。
プロンプトを整理してリトライしようか。

「ミサイル、稲荷、菊」と何ら脈絡のない関係へエロフィルターを掛けると意味を持ちだすって考えるだに妙なモノだケド、英スラングへ置き換えても「雄鶏、ナッツ、ヒトデ」とか大概だ。
お互い様だな。

雄鶏、ナッツ、ヒトデ(cock,nuts,starfish)

脱線故にサラっと流そうと思っていたが思わず拾わずにいられない絶妙に微妙なモノに仕上げおって…。
じゃまぁ日暗喩を英スラングへ置き換えてみるか。

ヒトデ強すぎだろ。

比較的「菊稲荷」の方がマシに見えるとは言え判断を左右しているのが「汚れ≒dirt≒土」が目立つか否かだし、程度としてはほぼ大差ない。
結局AI君はまだメタファーを理解してくれないって事で完結してしまうな。

ミサイル

隠語にすっかり隠されてしまったが趣旨はフェラで飲精でミサイルなのよ。
例によって複数人を描こうとしても破綻が目に見えてるから男中心にしてみるケド、ミサイルがどう反映するかによっては回り道不可避だな。

missile like penis

 

違う、そうじゃない。
痛い熱いヤバいとかを通り越して最早ギャグなのよ。
そりゃ”missile like penis”とか”flying cum shot”書いたけれどもナニを発射しとるねンって。
おっぱいミサイルみたいにペニスそのものが射出されるわけでもなくペニスからミサイルを発射するなんて発想はいまだかつて見た事ないし、ネットで調べても出て来やしない。
常識にとらわれない発想力がAI君の魅力だわ。
ま、そうはいってもリライトはせざるを得ないンだが。

missile penis

何故か一部がメタル化したとはいえまだこっちの方がマシだな。
“firing”してる率も低いし、大筋としては目を瞑れる範囲。
しっかしAI君の描く「野郎」はホントパターン少ないな。
軒並みガチムチマッチョのイケメンだし。
いっそ”slim”とか”guy”とかを抜いて「中年のオッサン」にでもしてみるか？

middle age fat man

汚ねぇ、とまでは言わンが美しくねぇ。
まぁ年齢や体型の描き分けが出来るのは確認出来たとして、バリエーションが増えるわけではなさそうだな。
結局マッチョ？ではあるし、ボディービルダーがプロレスラーへ変わったようなモノだし。
ミサイル関連で”fat man“を入れ込んだからもしくは○爆になり得るか？とも思ったケド流石に不発か(不謹慎)。

little boy

あくまで一般名詞だよ？
中年とくれば少年、当然の比較対象だし、AI君の力量を確認する為にも必然の選択肢よ(棒)。
ま、余談は置いておいて、少年、青年、中年くらいは描き分け可能ってのが確認出来たのは大きいね。
揃いも揃ってガッツリ筋肉質だとはいえ。

じゃあ”野郎”パートは諦めて本命のフェラとか飲精とかへ移ろうか。

飲

菊やら稲荷やらの影響でミサイルは隠蔽されてしまったケド、それ以上に2行目の影響力が強すぎて1行目はほぼ完全に存在感が無かったからバッサリ除外してみる。
そもそも論として引用部分の文意は彼女の積極性だったりエロさだったりへフォーカスしたモノのハズで「俺」の掘り下げる描写ではないハズだし。

で、1行目の直訳で作画してみると

これは喉の一番深い場所(deepest part of her throat)が拾われてるって事か？
説明がなければ一見エロにも見えるケド、意味が分かると一種のグロ画になってしまうな。
相変わらずAI君は主観的で、内部画像とか透視画像を描いてくれンのな。
まぁ喉の断面図を描かれてもそれはそれで怖いが。

2枚目も長くなってきているし、諸々を整理してとっとと完成させるかね…。

表情とディティールに多少違和感はあるモノの、大筋では文脈を踏まえられているハズ。
胸元の開き具合なンかも1枚目を踏襲してガッツリ出てるし、飲み下した感も見て取れるし。
菊や稲荷なぞ最初からいらなかったンじゃないかと思ってしまう罠。

まぁ完成と言うことで次へ行きましょう。

3枚目：入れ墨

「その時目に飛び込んできたのは、内腿に居座る蛇の入れ墨だった。
ものすごく妖艶な雰囲気を醸し出しているこのお嬢さんに似つかわしくない、まさに和彫りという入れ墨だった。」

和

まぁそうなるな。
AI君はマジでジャパニーズに対して偏見クラスの固定観念がある。
和装、畳、障子とか、指定せずとも諸々セットでついてくる。
そして江戸とも大正ともつかない微妙に混ざった年代のアニメと中国が混ざったような世界観になる。

japanese

まぁ着物は”naked”とか”bare”とかで打ち消して、畳や障子は”hotel room”とかで打ち消して、洋風と言うか現代的なモノに挿げ替える事はおそらく可能だとしても、その過程がちと面倒。
その上で和彫り(traditional Japanese tattoo)が和彫りとして反映しないからプラマイで言えばマイナスだし。
まぁ一旦マイナスには目を瞑って、よりタトゥーを中心に掘り下げてみるか。

淫紋

強過ぎた”japanese”の和装問題は”naked”である程度抑制出来ているとして、今度は「淫紋」強過ぎなんよ。
何なら”tatoo”≒淫紋なところまである。
というか”snake printed Japanese-style tattoo on inside of the thigh,”がなんで淫紋と蛇(生物)になるンだよ。
まぁ”Japanese snake tattoo”でデザイン探すと蛇と同数以上に龍が散見されるし、蛇に留まっているだけマシと思えばいいのかもしれないが。

そう考えると問題点が2つ、淫紋と蛇をいかに消すかだ。
蛇についてはどのみち「和彫りの蛇の入れ墨」にはなってないし、図柄や特定デザインの固定は望み薄だから半分諦めざるを得なさそう。
が、淫紋については「腹が見えていなければ回避出来る」可能性が高いし、こっちは何とかしてはおきたい。
例えば

AI君もタトゥーを服の上へあまりは描かない(たまに描くけど…)。
場所を指定しても空いた所へ無理矢理ねじ込む傾向がある。
つまり着衣なり手や足でお腹を隠せば淫紋の発生自体は抑制出来得るかもしれない。

その辺を視野に入れつつ仕上げを作っていこうかね。

タトゥー

流石に一発作成はほぼ無理だった故に完成ポーズへinpaintしたりそもそもi2iだったりと悪戦苦闘した結果ですらあまり美しくない…。
服は蛇柄になるわ淫紋は消去しきれないわ明らかに和彫りじゃないわ蛇じゃないわと…。

これはもう完全敗北だな。
いつか捲土重来を期して〆にしますかね…。

まとめ的ななにか

今回は過去一難題だったかもしれない。
AI君は文字を文字として理解出来ないケド、タトゥーも同じでデザイン内容を全然理解してくれない。
やっぱりAI君の認識範囲は平面でかつ中心オブジェクトと背景の2レイヤーくらいなンだろう。
オブジェクトもあくまで学習範囲のみだから逆立ちは破綻するし男はパリエーション少ないしタトゥーは≒淫紋だし和彫りはおそらく学習すらほぼしていないンだろう。
自分で学習させられるならまだ可能性はあるとしても、入れ墨に注力するくらいなら他のシチュエーションを優先するだろうし、どのみちハッピーエンドには程遠いか。

まぁとはいえ「出来ない」範囲が明確になる事自体はそう悪くない。
またいつか入れ墨を題材にする時までもう少し研究を進めておくとしよう…。

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それでは今回も「引用記事著者様」「神ツールとその製作者様」「読者諸賢」へ感謝しつつ、この辺で締めにいたしましょう！

ご拝読ありがとうございました。

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