「そこ、、そこ…あぁん、、いい…」
「これくらい?グゥッていこうか?」
「やん…もっと…もっと突いて…いいよぉ、、」
精液発射後に愉しむ逆マッサージが、今の私の憩いのタイミングかな。
まさか風俗嬢になって殿方にマッサージすることはあっても、逆にされる立場になるなんてね。
少し前なら「お客に尽くしてナンボだろ?」と、店長によく怒られてた。
ただ、今の店長に代わってから、
「嬢も客もウィンウィンなら、指名率上がるよね?」
と逆マッサージを積極的に採用するようになったのが、今から1年半前。
古式マッサージみたいにグリグリヤラれて劇通が走る、みたいなテレビ的な絵面はないよ。
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どの殿方も丁寧で、優しい言葉をかけてくれる。
「ココちゃん、背中ガッチガチ!」
「く、首鳴ったよ!ココちゃん…大丈夫?」
これで分かったかな?風俗嬢の大変さというものが。
でもね、あくまでプレイ中の一環だから、親しみはあっても油断はできないんだけど、
「やばぁ…ふわぁぁ、、」
「眠い?」
前日の疲れがかなり残ってた日があって、逆マッサージで肢体をイジられているのに感度が低かったな。
「あぁ、、じゃぁ…ガチでマッサージするよ」
「すぅ…すぅ…」
事もあろうに、殿方の逆マッサージの前フリで眠りに堕ちちゃったんだ。
…それが最悪の道を辿ることになったの。
背中を解してる…腰回りが気持ち良い…。
太ももぷるぷる最高…ドンドン体が沈んでく…。
言いすぎかもしれないけど、そこらのマッサージ店に行くより快適なのよね。
だって、お金払わなくていいし、推しの嬢を癒してくれる訳だし。
さらには、リピ指名ごとに逆マッサージ受けられるとか、一石三鳥でしょ?
ドンドン眠りが深くなっているのが分かり、スーッと眠りにつく感覚が手に取るように分かる。
「はぁぁ…もう起きたくない…」
生の声なのか、心の声なのか、その区別もつかなくなっていた。
ほどなくして、太ももを触る手の感触が鈍くなっていた。
指が這う感覚はあるのに、どこを触っているのか分からない。
ただ、だんだん私の吐息が荒くなっていることだけは分かった。
「はぁ、はぁ…うん?…」
ずっとうつ伏せなのに、下腹部がヒクヒクする。
キュッと股を閉じようとしても、力が入らない。
「ん…ん?…ほ、、えぇ?」
その時気づいたのは、お股の中へズゥゥンッと長く太いものが挿っていくことはハッキリ分かった。
「え、、え!?な、何!?」
逆マッサージを通り越した、危険な感覚を察知したが、そのタイミング遅すぎた。
「あ、あぅぅ…な、何してんのよぉぉ!」
私が脱力して寝入った隙に、勝手に生本番を始められていての…。
「ご、ごめん…我慢できなくて、、」
「やめて…あはぁ、、んん…や、だぁぁ、、抜いて!ぬい、てぇぇ…」
ジタバタしてもうつ伏せだから、寝バックでハメハメしてくる殿方を突き放せない。
太ももをロックするように乗っかっているから、腕も足も届かない。
「お…奥に、、届くぅ…はぁぁ、、気持ち良い…」
お尻に打ち付けるようにパコパコされて、そりゃアンタは気持ち良いだろうね!
私は店のルール破られてるし、生挿入だし、最悪極まりないよ!
だけど…おちんぽが気持ち良くて、嫌でもエッチな声が漏れちゃうよ…。
「やぁめぇ…てぇぇ…あ、あはぁ、んんん…やぁだぁぁ!」
涙声で懇願しても、パコパコを止めてくれない。
このまま中出しとかされたら、マジで生きていけない。
「やめて!今ならぁ…あん、間に合う…からぁ…やぁぁ…」
「ご、ごめん…もう無理、、もう…出そう…!」
「待って!待ってたらぁ!中はイヤ!あぁ、あぁん、中はヤメでぇ!」
絶え間なく動く殿方の腰振りに、嫌悪と快感に揺れ動く自分が情けない。
生本番をされた隙を見せた自分が情けない。
そして、今の状況に自力で何も対処できないことも情けない。
ひたすら寝バックで腰を振られて、ヨガッてしまい、無抵抗に中出しされるのを待つしかないなんて。
「はぁ、はぁぁ、イク…もうヤバい…マジで締まるからぁ…」
「やめてぇっ!ホントにやめてぇ!やだやだぁ!」
半泣きの涙声の訴えは届かず、ドンドン激しくなる腰振りに絶望しか待っていなかった。
「あ……で、出る…」
「やめ…あ、あはぁ…んん、、はぁ、あ、あはぁ…」
私の膣内に流し込まれた殿方の精液。
膣壁を覆うだけじゃなく、膣内を満たしていく精液の温もりに、頭の中は真っ白。
「ごめん…ヤリたくて、、仕方なかった…」
返す言葉が出てこない、言葉を返す気にもならない。
良かれと思って対応した逆マッサージで、こんな悪夢が待っていたなんて夢にも思わなかった。
これをきっかけに、私は風俗嬢を辞めた。
辞めたくなかったけど、同じ過ちを犯すのが怖くて辞めた。
もう二度と快感と悦びを体で得られるステージに戻れる気配を、私は感じられなくなっていた。