同じ失敗を繰り返しちゃダメなのに、同じ手口に引っかかってしまう。
例えば、無料とか体験とか一度きりとか。
友美恵といいますが、私のようなしがない独身アラサー女子ならそんな思いをしたことありませんか?
全身エステを無料体験できることに、なびいてしまったんです。
胸は小さいし、クビレがある訳でもないし。
それでも女性としての体型というか、魅力は常に持っていたいじゃないですか。
客の呼び込みのボーイさんからの押しに負けて、雑居ビルに連れて行かれました。
「では登録は必要ないので、これに着替えてお待ちください」
狭い着替え室で、渡されたスポブラとショーツに着替え、ガウンを羽織っていました。
「本日は無料体験ご利用くださり…」
挨拶と長い説明を受けてようやくベッドに仰向けになると、
「今回は30分体験で全身施術を…」
この言葉に胸を躍らせた私でしたが、この先に卑猥な地獄が待ってました。
渡されたアイマスクの装着と、ガウンを脱ぐことを指示されて仰向けになると、
「随分凝ってますね…」
デスクワークで酷使する手指の解しが心地良くて脱力しかけると、
「ん?」
ふくらはぎの筋をグゥッと解す別の手を動きを感じました。
「気になさらず、施術ですので」
全身だから無理ないか、なんて呑気に思っていたら、
「え?えぇ?」
アイマスクで分からないけれど、首筋、肩、脇腹と、ドンドン手が増えていくんです。
「凝りと浮腫みは大敵、よく解しますね」
至れり尽くせりだけど、何人で私の体を触ってるの?
気持ち良さより不安が勝ってきて、脂汗をかくまでになっていました。
案の定、デコルテや太ももにも手が伸びて、本当に全身を弄られる格好になりました。
胸やアソコを触れるか触れないかの微妙なタッチが続くから、性感を刺激される感覚に陥るんです。
「んん…んふぅ…あはぁ…」
「血色が良いですね、もう少し続けましょう」
確かに体が火照ってきたけど、エステ効果じゃない。
エッチな気分で恥ずかしいからだと確信しました。
だけど、申し出たのは私だから、断るに断れなくなってました。
「いいですね、デトックス出来てますよ」
ショーツの上から割れ目をなぞり、愛液の染みができたことを伝えてきたんです。
「やん、、だめ…」
全身エステが止む気配はなく、さらに手が増えてブラとショーツ越しに乳首とクリを弄ってきます。
「あぁん…ん、、はぁ、あぁぁ…」
「凝ってますよ、突起も解しましょうか」
ブラとショーツをずらす手を払いのけられず、こぼれた乳首と露出されたクリをイジラレ放題。
「あぁぁ、、これぇ、え、エステじゃ…」
「デトックスですよ、色々溜まってるでしょ?」
「ひゃぅぅっ!」
キュゥッと乳首を摘まれ、愛液を絡めたクリを指の腹で転がされる変態施術に様変わり。
おまけに事前解しで体が火照っているから、感度も上がってヒクヒクするんです。
「それ以上はぁ…だ、めぇぇ!」
太ももを触る手は鼠径部へ、手指を触る手は乳房へ移るんですね。
恥ずかしい、体が熱い、中から蕩けそうになる。
セクハラエステに加速していく絶頂感は、避けられそうにありません。
「らぁめ、やぁめぇてぇ…やらぁぁ!」
乳房プルプル、乳首キュッキュッ。
鼠径部スリスリ、クリをコリコリ。
デトックスなんて嘘だ、だけど的確に責める性感帯への刺激がヤバかったんです。
「らめ…もう、、これ以上…あぅぅ、、」
全身を使って、体を仰け反らせる動きが自分でも分かってました。
イカせようとする策略も分かってました。
私の心の中では、早くイカせてほしい気持ちで満たされていたんです。
「やぁん!クリ…らめ、、イ、グゥゥ!」
嫌だった、抗えなかった、だって、、気持ち良かったから。
ドンッと体を突き抜けるアクメの衝撃にビクンッとなり、肩で呼吸してました。
「あらあら…果てましたね、、」
「あぁぁ…うぅぅ、、」
全身が脱力してるせいか、オシッコを漏らしていたことにも気づかなかったみたいです。
「良ければ、またいらしてください」
アイマスクを取ると、初めに接客してくれた男性スタッフだけが私の視界にいました。
気持ち良かった、けれどタダより怖いものはありません。
くれぐれも無料体験での全身エステには、ご注意を。
体と心以外に、性感も開発されるかもしれませんよ。