幼馴染みの失恋の癒やし方ほど困るものはない。
しかも…幼馴染みは、男の子。
本当なら、クヨクヨするな!、男だろ!とサクッと言いたい所だけど…。
落ち込み方が尋常ではない、それだけ本気だったということ。
「太輔…」
「ごめんな、気遣わせて…」
空元気で見せる笑顔だと分かるから、余計に心が傷んじゃう。
「他に知ってる子は?」
「葉月が初めて」
心苦しさの中で、少し嬉しさもあった。
失恋話は異性に話しにくいはずなのに、真っ先に幼馴染みの私に話してくれた。
だけど…問題解決にどうすればいいか。
一晩考えた翌日の放課後に、太輔の家にもう一度上がった。
「ねぇ、太輔、これ見て!」
硬直しながらも、マジマジと私の姿をじっくり眺めてる。
帰宅して慌てて制服を脱いで、エロギリギリのコスプレを見せてるんだもん。
「葉月…まだ持っててくれたの?」
太輔は着エロ系のコスプレが好きで、一度誕プレでくれたことがあった。
二度と着ることはない!なんて思ってたら、幼馴染みの慰めに役立つなんて。
はだけた胸元、露出されたおへそ、ぴったりフィットで露わになるお尻のライン。
隠れているのは乳房と乳首、そして股間と腰回りだけという心もとない危うさ。
少し動けば隙間から乳首と性器が見えそうな際どさにドキドキしてたけど、
「ありがと…俺なんかのために」
太輔の柔和な笑みに、グッと心が締め付けられる。
「太輔、、私じゃ…まだまだかな?」
「え?」
キョトンとしてたけど、頬を赤らめて向き合うことになぜか恥ずかしさは消えていた。
そして…惹かれ合うように、抱きしめ合ってた。
私は太輔を慰めたくて、太輔を辛さから解放したくて。
「ふ…葉月、、胸、大きいな」
「スケベ」
チュ…成り行きで、空気感で、勢いで、太輔とキス。
何がそうさせたか分からないけど、きっと太輔のこと好きだったんだ。
だから、誕プレの着エロコスプレも捨てられなかったし。
本当は頑張って着てみて、太輔に悦ばれたかったのかな。
「太輔、ホントエロい…」
「何が?」
「これ着るの…勇気いったんだからね」
「似合ってる、俺の見越した通りだ」
「エッチ…」
もう一度唇を重ねると、自然に舌を絡ませ、体が蕩けそうになる。
「太輔…硬くなってる…」
「葉月も…ここ、濡れてる…」
熱くなる男根と火照った陰核を、互いに触り合って慰め合う。
「んん…太輔、、はぁぁ…」
「葉月、、ありがとな…」
私たちに、言葉での慰め合いは必要なかった。
体での慰め合いが、幼馴染みの心を満たしていくんだって。
「太輔…気持ち良い?」
「うん…葉月は?」
「…恥ずかしい、、だけど…感じちゃう…」
「ヌルヌルだよ…」
「あん…言わないでぇ…」
「嬉しいんだよ、俺で…感じてくれてるのが」
ゆっくり男根をシコシコ…ねっとり陰核をコリコリ…。
きっとまだセックスは早い、互いに感じていたのか、体を求め合うほど理性は崩れていない。
それなのに、私の着エロに興奮して勃起させてる。
いっぱい我慢汁を垂らしてる。
無意識に男根に唾液を垂らして、手コキの潤滑油にまでしていた。
負けじと太輔も私の陰核をコリコリするから、モゾモゾが止まらない。
「だめ…腰、、動いちゃう…」
「イッていいよ、葉月」
「やだ…太輔を癒やしたいのに…」
我慢ならず私から抱き着いて、密着手コキに男根の脈動が手指に伝わってくる。
「葉月、、はぁ、はぁ…一緒に、イこう…」
「一緒に」、この言葉にときめいて、絶頂の波が急に押し寄せてきた。
「だめ…あぁ、、イク…クリでイクゥ…!」
「やべ…出すよ、、無理…く、、はぁぁ…!」
太輔が触る私のクリにかかるように、精液が降り掛かってきた。
同時に絶頂を果たして、ガクンと足腰に力が入らなくなっていた。
「大丈夫か…葉月」
「…ありがと」
性器の痺れが残るまま、三度目のキスに悶々としていた。
幼馴染みの恋を応援していたのに、いざフタを開けてみたら抱き合っている。
幼馴染みという距離感が、一気に恋愛パートナーにまで縮んだ。
本格的に太輔とセックスする日も、すぐにやって来るんだろうなぁ。