ムジクロMENU
セフレの加奈と、九州で唯一のSMバーを訪れた時のことです。
ボックス席の前の、広いスペースで繰り広げられた本格的なSMショーは、M女の加奈でさえ、ドン引きしてしまうほど壮絶なものでした。
その日、夜も更け、午前零時を回った頃、ブリーフ一枚の半裸体で、でっぷりと腹の出た初老の男が、少しポッチャリとした、化粧の濃い若い女をステージに引っ張り出しました。
男が「アリサ」と呼ぶ彼女もまた、Tバックのパンティと、妙にピッチリと肌に吸い付いて透ける、黒のニーハイのストッキングとガーターベルトしか纏っていません。
ショータイムの幕が切って落とされました。
「アリサ!皆さんの前で虐めて欲しいだろう!」
「はい…ご主人様、よろしくお願いします…」
「違うだろ!」
アリサの左の頬に、およそ手加減をしているとは思えない男の平手打ちが飛び、よろけた彼女は、必死で態勢を立て直すと、その場で三つ指をついて土下座をしました。
「メス奴隷のアリサに…何卒ご調教、お願いします」
男の、むくんだ醜い足が、アリサの側頭部の辺りを踏むと、ブルーシートが敷かれた床に押し付けられた彼女の、反対側の頬が歪みました。
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「すごい…ゾクゾクする…」
M女の加奈が、目を輝かせながらつぶやきました。
私は、S気質ではあるものの、せいぜい加奈のお尻をスパンキングする程度の嗜みでしたし、それさえも、半ば、私が彼女の尻肉の柔らかい感触を楽しむことが目的で、ガチの痛みを与えようと思ったことはありません。
「ねえ、Kさん、私のこと、あんな風に虐めてくれる?」
私が黙って首を横に振ると、加奈はクスリと笑いました。
初老の男は、恐ろしく手際よく縄を取り回し、豊満なアリサの裸体を縛っていきました。
よくある、表面が滑らかに見える色付きのロープと違い、ケバ立った荒縄が彼女の白い肢体に、いくつものひし形を作って食い込みました。
特に、アリサの豊かな乳房を囲うように作られたスペースはずいぶん狭く、乳肉が無残にひしゃげています。
その先端で、既にピンと立ったアリサの乳首、いえ、厳密に言うと、乳首のすぐ根元の乳輪に、金属製のリングが突き刺されたのを見て、私は思わず目を背けました。
おそらく、ひどく顔を強張らせていたであろう私の様子を見て、加奈がまた、笑いました。
「最初から空いてるのよ。ピアスの穴!」
彼女が、初老の男から、乳首に穴を空けられる光景を想像した私の心を見透かしたように、加奈が言いました。
「形成外科で開けたんだと思う(笑)」
アリサの乳輪を貫くリングに、重りの付いた細いチェーンが取り付けられると、彼女の乳房はひきつれて垂れさがり、ぽっちゃりと赤い唇から小さな悲鳴が洩れました。
アリサの両手両足が、天井の滑車から伸びた2本のロープに括り付けられ、男がチェーンを巻くと、彼女の身体は腕をバンザイにしたうつ伏せで、脚を大きく開いた格好のまま、床を離れていきました。
床から5~60センチほどの高さで固定された、若い女の柔軟な身体は逆エビに反り、アリサは苦悶の表情を浮かべています。
重りを受け止める彼女の乳首は床に向かって伸び、チェーンが弧を描きながらと揺れました。
男は、太いロウソクを2本取り出してそれに火を灯すと、アリサの真っ白な背中や、セルライト気味で、所々に肉割れが浮かぶ巨尻に、ボタボタと蝋涙を落としました。
「ああ…あつ!熱い!痛い!あああっ!あついぃぃー!!」
顔面を足蹴にされ、乳首を陵虐されても動じなかった真性のM女が、ついに大声で悲鳴を上げ始めました。
AVなどでよく見る「ろうそくプレイ」なのに、いささか大げさに見えたアリサの反応を見て、加奈が言いました。
「あれは熱いよね…プレイ用のロウソクじゃないもん。熱いっていうか、痛いのよね…」
加奈が言うには、SMプレイで使うロウソクの蝋涙の温度は55~60度程度で、熱湯風呂の方がよほど熱いらしく、アリサの背中や、お尻を次々と埋め尽くしていく百目ろうそくの蝋涙は、肌の柔らかい場所に垂らされると、かなりハードな責め苦なんだそうです。
やがてアリサの腕側のロープは緩められ、彼女の身体は「逆さ吊り」の状態でゆらゆらと揺れました。
「ロウソク落としてやらなきゃなあ!おらあっ!泣けっ!!」
男の粗暴な恫喝が響き、彼が手にした一本鞭がアリサの背中に、お尻に、叩きつけられました。
柔肌に鞭が食い込む度に、彼女は、呻きとも悲鳴ともつかない苦悶の声を上げ続けました。
加奈の表情が強張りました。
「すごい…これ、私、ムリかも知れない…一本鞭って、一番痛いの…」
鞭の先端が、冷えて固まった蝋涙を払い終わった頃、アリサの背中やお尻には、何本もの赤いミミズ腫れが盛り上がり、彼女の顔は、涙と汗でグショグショになっていました。
本格的なSMプレイを、始めて目の当たりにした私は、あまりの迫力に、少しショックを受けていました。
「こんなプレイに、愛はあるのかな…」
加奈は、少しばかり「訳知り顔」で言いました。
「愛がなかったら、できないよ」
アリサが拘束を解かれ、ショーの幕が閉じると、出演者の二人は抱き合い、客席から拍手が沸きました。
涙で瞼を腫らしたM女は、晴れやかな表情で初老の男の胸に顔を埋め、武骨な手が彼女の髪を撫でました。
「ね?」
加奈は、かなりの「ドヤ顔」で私の顔を覗き込みました。