仕事終わりには、必ず高校時代の仲間で飲み歩いてました。
あの日も同じように、男女8人組でどこで飲もうかと歩いてたんです。
「ここどう?」
「いや、こっちだろ!」
「たまにはあそこ行こうよ!」
まだ飲み始めてもいないのに、すでに出来上がっているかのような仲間たちでした。
そんな時、一番落ち着いている女子が見つけたのが『変態パブ』です。
「ねぇ…あそことかどう?」
最初は全員笑いの種にしてました。でも、お酒さえ飲めればどんな場所でも気にしなかったし、初めて入る店はできるだけシラフの方が迷惑もかけないだろうということで、全員が初の変態系のお店への入店となりました。
入った途端、強烈な淫臭が鼻の奥に突き刺さったのを覚えています。香水やお香とは違う、明らかに性欲を掻き立てるような刺激臭です。
そして、僕はこの臭いをよく知っていました。
「なんか…やった直後の匂いしない?」
「…うん。」
生唾を飲み下ろすような「ごくっ」という音が僕らの団体から聞こえた気がします。
このご時世にタバコの煙も燻っていました。
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「そんなところで固まってないで…早く奥までお入りなさい」
マスター…いやママかな?
声からは性別もわからない艶かしい店主が僕らを店内へと誘いました。
そして、店の奥では信じられない光景が繰り広げられていたんです。
テーブルは8台くらいありましたが、その先にはステージがあって、今まさに縛り上げられている全裸の若い女性がいました。仲間の女子たちは「うわ…」と言葉がでず、男子連中は目を離せずにいました。
というのも、縛られている女性が綺麗すぎて、時折漏らす「…は…ぁん…ぅんぅ…」という吐息に興奮してしまっていたからなんです。
後から話すと、みんなあの時勃起していたし、女子は妙な感覚でパンツの中はジトっという感じに濡れていたと言います。
縛り終わり吊るされ拘束されている女性のパフォーマンスが終わり、僕らはようやく席につきました。きっと数分の出来事だったはずが、僕はワイシャツの嫌なまとわりつきを感じたんです。汗をかいて、まるで数時間亜熱帯を歩いたかのような嫌な感じを覚えています。
そんな時間が目の前で繰り広げられている最中、あの事件が起きました。
「じゃあ、お兄さん。舞台の方へいらっしゃいな。」
急にスポットライトが僕に当てられ、その瞬間周りの仲間は一斉に僕から距離をとり、僕はスタッフ二人に抱えられるように舞台へと上げられてしまったんです。
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縄師。彼はいきなり僕の腕の自由を奪い、背後から僕に声をかけてきました。
「初めてなんだろぅ?すぐに終わらせてやるからじっとしてな。」
すると、一気に身体中に縄を這わされ、ところどころ締め付けがキツく、それなのに痛みは全くない不思議な感覚を味わいました。
一流の縄師ともなると、体に縄の跡を残さない拘束もできるのだとか。この縄師はまだ縄の跡が残っています。
最初のうちはビックリして余裕もなかったんですが、だんだんと頭だけは状況の進み方に順応してくれました。
(あぁ、縛られて吊るされるんだ…)
衣擦れの音、締め付けられる感覚、場所の空気、そして上昇する体温。
これ以上ない興奮を感じます。
そして釣り上げられた時の前身にかかる自分の体重が縄の食い込みを増進させました。
この瞬間、ちんこ周りの血液が一気に濃縮されたかのように、激烈な勃起を感じました。
「んぁ……っ!」
「ん…くぅ、…は、ぁぁ!」
「はぁ…く、…ぁあ!」
吊るされたままチャックを下され、パンツをずり下ろされた途端に激しい射精をしてしまったんです!
あまりにも気持ち良いこの時間、頭の中は真っ白でした。
拘束される快感。これは僕の人生に大きな変化をもたらした出来事です。