オレの名前はキョウスケ。地方の公立高校を卒業してすぐ、地元の消防署に就職。
今年で10年目になるアラサーの消防士だ。
この職に就いてからこの方、仕事柄繋がりのある、ナースとの合コンがしばしば催される。
しかし、オレはどうにもそれが苦手だった。
酒の席で彼女らは、オレ達の鍛え上げられた身体を大げさに褒めたりするものの、やはり本命は医者のようで、これまで、まともな出会いに結びついたことは一度もなかった。
そう、趣里と言う名前のあの女と出会う前までは。
ある日の合コンで出会った趣里は男連中が目を見張るほど、美形な女だった。
例えるなら、次回の朝ドラに主演が決まっているあの若手女優に、どこか似ている。
大きく丸みのある瞳に少し上がり気味の三角眉、狭い額、赤ちゃんのように透明感のあるすべすべの肌やスレンダーだが程よくアクセントのある肢体は、オレと同い年とは思えないほど若々しかった。
彼女は終始つまらなそうな表情をしていたが、跳ねっかえりの、見るからにヤリマンに見える女がSMの話を始めた。
「でね。彼とSMプレイみたいになっちゃって、それがけっこう萌えるんだよね」
「えー、うそぉ。うち、萎えるわー、お尻叩かれたりするの」
その時の彼女の反応を、生来のS男であるオレは見逃さなかった。
「なんか、少し、興味あるな。そういうの。目隠しとか…定番だよね」
趣里の頬が赤らんでいるのが分かったオレは、彼女に目配せをし、箸袋にマジックペンを走らせた。
「(エムジョかな?)」
「(そうです)」
と返ってきた。
「(おれエセじゃないエスだから)」
店を出た趣里と私は、仲間を巻いて飲み直した。
そこで意気投合して、それ以来オレたちは今の関係を築いた。
ラブホテルの一室、鼻フックで、小動物のような求心顔を歪ませる趣里の姿があった。
なぜかこのM女は鼻フックをされ、鏡の前に立たされるのが好きだ。
めちゃめちゃに蹂躙される自分のみじめな姿を見ると、オマンコが濡れるという。
「趣里、尻を出せ。チェックだ」
オレが命令すると、彼女は自らワイドパンツを下ろし、先週受けたお仕置きの跡が赤黒く残った、痛々しいお尻を突きだした。
趣里は、細い指でアナルに食い込むプラグを外そうとするが、返しが、肛門の入り口に引っかかって、彼女は苦悶の声を上げた。
「んん…んっ…ヤダ、変なの、出そうです…」
淫らな女だ。
オレが鼻フックを繋ぐチェーンを吊り上げると、趣里の小さな鼻孔が、ブタのように前を向いて開き、美しい顔が見る影もなく歪む。
「ズポッ…!ジュルッ…」
と湿った音がして、やっとアナルプラグが彼女の尻穴から出てきた。
黒いラバー製のそれには、茶色い、明らかに緩い排泄物に見える粘液状の付着物があり、ポッカリと口を開けた趣里の肛門から糸を引いている。
「おまえ、ちゃんと事前処理してる?」
オレは本革でできた本格的なバラ鞭を振り下ろし、柔らかい尻肉をしたたかに叩いた。
「バッチーン!」
「ああっイタイ!ごめんなさい!次は気を付けます!お尻は、お尻は勘弁してくださいっ!」
腫れぼったい尻が悲鳴を上げ、何本ものミミズ腫れが新たに赤く浮かび上がる。
仕事中はナースキャップに押し込んでいるという、デコルテの辺りまである黒髪がザンバラに乱れ、後れ毛が汗ばんだこめかみに貼りついた。
「次はないって、いつも言ってるだろう」
嗜虐心にかられたオレが、彼女の髪を握り、下に引っ張ると、細い顎がのけ反る。
ブラウスを脱がせ、ブラを剥ぎ取ると、今度は形の良いお椀型の乳肉がブルンと波打ちながら現れた。
「じゃあ、こっちだな」
乳房の先端で、ツンと上を向いて佇んでいる右の乳首にスチール製の洗濯バサミを噛ませると、趣里の形のいい唇から悲鳴が洩れる。
「ひゃっ!う…っっ!くぅ…」
続いて左の乳首、乳輪、右の乳輪…左右の横乳、上乳…乳肉のありとあらゆる場所に、鰐口のクリップが食い込んで、弾力のあるゴムマリのような乳房が揺れる度に銀色の光が揺らめき、趣里はくぐもった声で鳴いた。
「…ぐ…ぐ…ああっ!おっぱい…ちぎれちゃうよお…」
オレがバラ鞭をひたり、と双丘に当てて狙いを定めると、趣里は鼻フックの顔を、一層醜く歪めて哀願を始めた。
「そ、キョウスケさん、お願いです!他のお仕置きならなんでも受けますっ!おね…」
オレは、彼女の言葉を遮るように5分程度の力で凶器を振り下ろした。
「バンッ」
と鈍い音を立ててバラ鞭が両方の乳房を打ち抜くと、趣里の双丘に食いついていたクリップが一斉に宙を舞い、続けて高い悲鳴が上がった。
「キャッ!あっ!いやあぁぁぁぁ!!」
と、同時に、趣里の股間から黄金色の噴水が発射し、細い脚を伝ってボトボトと床に水たまりを作った。
排泄中、彼女は背中を反らせ、腰や脇腹の辺りを何度も痙攣させた。
どうやら、絶頂に達したようだ。
さて、この失禁の始末、どうつけてくれよう。